ブランドは、厳しい競争環境の中で勝ち抜くための経営ツールです。
サービス産業の競争力強化が叫ばれている。サービス産業は、日本社会の中で占めるウェイトを高めており、就業者数で60%台半ば、GDPで70%強の規模まで成長した。今後、総人口の減少などで市場縮小の中、苦境に立たされた製造業各社が、少しでも生産コストを抑えるために、生産拠点を海外に移していく動きは加速される気配である。そうなると日本社会は製造業への就業割合(現状30%)がさらに低下し、サービス産業への一層のシフトが起こってくると予見される。経済産業省が発表した『新経済成長戦略』の中でも、製造業とサービス産業の二つが相互に補完し合う「双発エンジン」として、人口減少下でも成長は可能と謳っている。
博報堂ブランドコンサルティング シニアマネジャー 吉田芳弘
金融機関においても、独自性のある商品やサービスの提供、お客様との接点における統合的な広告販促活動など、戦略的マーケティングの展開事例が増えてきた。この流れの中で、マーケティング活動を促進するための基盤となるブランド力強化を目標としたプロジェクトが増えている。本稿では、弊社で得た知見を基に金融機関が取り組むべきブランド力強化の方法について解説する。
博報堂ブランドコンサルティング シニアマネジャー 牧口松二
博報堂ブランドコンサルティング アソシエイト 村澤典知
今の日本には、1.2億人以上の消費者と、150万社以上の企業と、2000万点以上の商品が存在する。このような中、企業が商品を通して消費者に働きかけるアプローチは無数にあるように思われる。しかし、食品会社の社長の手元にあるカードは、たったの2枚しかない。それは、「ブランド」か、「偽装」かである。
博報堂ブランドコンサルティング 代表取締役社長 首藤明敏
博報堂ブランドコンサルティング プロジェクトマネジャー 篠原光義
商品価格を上げることは企業の収益力向上に大きく貢献するが、それが簡単にできれば苦労しない。一方で「こだわりのあるモノなら高くても買う」という消費者も確実に存在する。
彼らはどんなポイントにこだわり、どういう理由で財布の紐をゆるめるのか?
博報堂ブランドコンサルティングとは
博報堂ブランドコンサルティングのビジネス手法は、クライアントから依頼を受けてコンサルティングを行う、「フィー(報酬型)ビジネス」である。
広告業界では従来、コミッション(手数料)ビジネスが多かった。これは、クライアントから発注を受けた広告会社が、繋がりのあるメディア媒体や制作会社に更に発注を出し、仲介料として一定の手数料を受け取るビジネスである。